2016年11月17日
秋の街なかコンサート②
前回のコンサートから1週間しかたっていないのに、風の冷たさが一段と増している気がします。ビル風も相まって、設営中も自動ドアが開くとYESシートやパネルが飛ばされそうになり、事務局スタッフも一苦労です。
10月23日に開催された第6回街なかコンサートは宮城県合唱連盟が主体となり、10団体が出演する大掛かりなコンサートとなりました。開演に先立ち、合唱連盟の米田からコンサート趣旨の説明と、YESシートへの記入が呼びかけられました。
いよいよコンサート開演です。トップバッターはコーロ・カナリーノ。おそろいの青いお花のコサージュが素敵です。日本古謡の『さくらさくら』や中島みゆきさんの『糸』など、よく知った曲にスタートから会場は大いに盛り上がります。
次に登場したのは仙台市立柳生中学校合唱部の皆さん。出番を待つあいだ先輩方の歌声を聴こうと、客席の最前列に集まった上杉山通小学校合唱部の子どもたちの前で『OVER DRIVE』『魔女の宅急便メドレー』を披露しました。
このあとも子どもたちの出演が続きます。続いては宮城県二華中学校・高等学校音楽部の皆さんが歌います。『アナと雪の女王メドレー』では聴いていたお子さんが小さな声で一緒に歌い、『上を向いて歩こう』が流れるとご年配の方も自然とリズムをとるなど、大人から子どもまで楽しめる曲を届けてくれました。
第一部の最後は、仙台市立上杉山通小学校合唱部の皆さんです。『夢をかなえてドラえもん』『星に願いを』など4曲を一生懸命歌ってくれました。観客席で応援していたご家族は熱心にカメラを構え、歌い終わると大きな拍手で子どもたちの頑張りをたたえました。
10分間の休憩を挟んで開始した第二部。蝶ネクタイでビシッとキメた青葉城址男声合唱団の歌声でスタートです。『斎太郎節』や『宇宙戦艦ヤマト』など、誰もが知っている4曲を熱唱。その熱い歌声に、通りすがりの人も思わず足を止めて聞き入っていました。
力強い男声合唱団の後に登場したのはフリューゲル あおば。『翼をください』など柔らかなハーモニーを響かせます。最後の『トトロメドレー』ではメンバーの一人が鍵盤ハーモニカを演奏。誰しも一度は弾いたことのある楽器の音色が懐かしく、温かく響きました。
第二部のラストは仙台市立五橋中学校の皆さんです。人数は少なくてもハーモニーは抜群。『Tomorrow』『ハナミズキ』『海の声』の3曲を堂々と歌い上げ、観客からも大きな拍手が送られました。
ここで再び10分間の休憩に入ります。
実はこの日、一部・二部のあとの休憩中、青葉城址男声合唱団の皆さんに歌ってお客さんを引き留めていただきました。パフォーマンスもまじえながら『ガッチャマンのテーマ』などを次々に歌い、休憩時間中もお客さんを飽きさせません(当日急にお願いしたことなのにこの対応力…感服です)。
笑いと拍手で休憩時間を終え、いよいよ第三部がスタートです。市民会議の世話人である佐藤 淳一(仙台オペラ協会)の指揮で、女声合唱団 仙台NFCが『影を慕いて』『ケヤキ』など4曲を歌いました。しっとりと染み入るような歌声が、秋の午後の会場を満たします。目を閉じて聴き入っている方が何人もいらっしゃいました。
次に登場したのはBlessの皆さんです。「僕たちはそろいの黒シャツ青ネクタイ、8割メガネでやってます」という自己紹介で場を和ませ『小夜の中山』や民謡『刈干切唄』『八木節』を曲の紹介をまじえながら歌い上げました。
トリを飾るのはグリーン・ウッド・ハーモニーの皆さんです。観客席には一般のお客さんのほか、自分たちの出番を終えたグループも観客席に移動し、会場には大勢の人が集まっています。『さとうきび畑』や『にじ』など、美しいハーモニーを響かせます。最後の曲となった『小さな世界』ではリコーダーなど楽器がところどころに参加。お客さんからも自然と手拍子がわき、会場が一体となって音楽を楽しみました。
指揮を終えた今井邦夫世話人(宮城県合唱連盟)が、終演の挨拶で「賛同者登録をお願いします!」と改めて活動への協力を呼びかけ、第6回街なかコンサートは終了しました。
終演後にあるお客様が「旅行で東京から来ていたんだけど、思わず足を止めて聴き入っちゃった!」と声をかけてくださいました。
2週にわたる街なかコンサートでは多くの方に音楽を楽しんでいただくとともに、YESシートへの記入をいただくことができました。
皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。
次回のコンサートは、1月9日(月・祝)にせんだいメディアテークでの開催を予定しています。詳細は追ってお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。